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アメリカンマージャンのテーブルに座ったことがある人なら、あの場面をご存じのはず。ワクワクしながら牌をラックに並べ終わったところで、誰かが「さあ、チャールストンをしましょう」と言います。最初に頭に浮かぶのは――チャールストンって、いったい何?
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私の初めてのゲームを今でも覚えています。緊張のあまり、牌を一枚落としてしまいました。すると隣に座っていたベテランのヘレンさんが微笑んで言ったのです。「大丈夫よ。誰でも最初のチャールストンは失敗するものだから」。その通りでした。
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チャールストンとは、アメリカンマージャンの各ゲーム開始時に行われる牌の受け渡しの儀式のようなもので、アメリカ版独自のルールです。誰かが最初の牌をツモる前に、全員が3枚の牌を右へ、次に対面へ、そして左へ渡します。その後、希望があれば逆順で2回目のチャールストンを行い、最後にカーテシーパスで締めます。目的はひとつ――いらない牌を手放し、欲しい牌を手に入れることです。
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ステップごとの解説
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ステップ1:牌を3枚選ぶ
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手牌の中でいちばん要らない3枚を選びます。孤立した単張、手の方向に合わない数牌、役に立たない風牌などです。
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ステップ2:1回目のパス――右へ
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右隣のプレイヤーに3枚を渡し、左隣のプレイヤーから3枚を受け取ります。
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ステップ3:対面へのパス
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テーブルの向かい側のプレイヤーに3枚を渡します。受け取ったばかりの牌をそのまま渡しても構いません。これを「ブラインドパス」と呼びます。
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ステップ4:左へのパス
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左隣のプレイヤーに3枚を渡します。これで1回目のチャールストンは完了です。順番は右・対面・左。
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ステップ5:2回目のチャールストン(任意)
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どのプレイヤーでも2回目のチャールストンを提案でき、その場合は同じパターンを逆順で行います。左・対面・右です。4人全員が同意すれば実行。自分の手がすでに強いなら、拒否して構いません。
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ステップ6:カーテシーパス
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受け渡しフェーズの最後はカーテシーパス。対面のプレイヤーに0~3枚を申し出て、相手からも同じ枚数を受け取ります。任意ですが、合わない牌を処分する最後のチャンスになることも少なくありません。
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戦略のコツ
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- 単張を渡し、対子は残す。対子は刻子(ポン)に育つ可能性がありますが、孤立した単張には期待できません。
- ジョーカーとフラワー牌は絶対に渡さない。ジョーカーは貴重すぎて人に譲れませんし、フラワー牌はチャールストンでは渡すこと自体が禁止されています。
- 受け取る牌に注目。回ってくる牌は、ほかのプレイヤーが「作っていない」手を教えてくれます。
- 自分の手を悟らせない。毎回ドラゴンを3枚渡していれば、何を集めていないか全員にバレてしまいます。渡す牌に変化をつけましょう。
- まずスコアカードを確認。牌を1枚でも渡す前に、候補の手を2~3個決めておきましょう。でなければ闇雲に渡すだけになってしまいます。
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よくある質問
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正確なパス順は?
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1回目のチャールストンは右・対面・左。任意の2回目は左・対面・右。最後に対面とのカーテシーパスです。「右・対面・左、左・対面・右」と覚えましょう。
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チャールストンの間、牌を全部キープできますか?
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できません。チャールストン本体の各パスでは、必ずちょうど3枚を渡す必要があります。0枚でよいのは最後のカーテシーパスだけです。
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渡してはいけない牌は?
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フラワー牌はチャールストンで渡すことができません。ジョーカーは厳密には渡せますが、ゲームで最も強力な牌を譲り渡すことが正解になることは、ほぼありません。
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アメリカンマージャンガイドに戻ると全ルールを確認できます。次はジョーカーのルールについて読んでみましょう。